【12月12日 AFP】競泳の第14回世界短水路選手権(FINA Short Course World Swimming Championships 2018)が11日、中国・杭州(Hangzhou)で開幕し、男子200メートルバタフライでは瀬戸大也(Daiya Seto)がチャド・レクロー(Chad Le Clos、南アフリカ)を破り、短水路の世界新記録となる1分48秒24で優勝した。

 リオデジャネイロ五輪の400メートル個人メドレーで銅メダルを獲得している瀬戸は、ライバルのレクローを0秒08差でかわして優勝を飾った。瀬戸は「すごくうれしい。まさか世界記録が出るとは思わなかった。いつも出したいとは思っていて、きょうやっと達成できて良かった」と話した。

 短水路、長水路ともに同種目の第一人者であるレクローも、2013年に自身が出した世界記録を上回るタイムを出したが、銀メダルとなった。レース後は「こういう負け方はつらい」「世界記録と南ア記録を更新したが銀だった。何が起こったのか分からない」とコメントした。

 中国の李朱濠(Li Zhuhao)が大差の3位で銅メダルを獲得した。(c)AFP