【12月15日 Xinhua News】中国江蘇省南京市の「愛心(思いやり)ママグループ」のボランティア約100人が2日、南京国際青年文化公園に集まって、チャリティーバザーやチャリティーマラソンなどを行い、困難を抱えた子どもへの支援を呼びかけた。

 会場では朝早くから、日ごろ「オンライン」で熱心にボランティア活動に取り組んでいるママらが子どもを連れて「出店」。訪れた多くの人々が、会場に並べられたさまざまな品物を手に取り、購入していた。

 博愛の家・南京愛心ママグループ 李丹丹(Li Dandan)事務局長

 心ある皆さんに、家庭で不要になった秋冬物の衣類をバザー用に寄付してほしいと呼びかけています。江蘇省北部の慈善団体に渡し、地域の困窮家庭に届けます。

 この日はバザーの他、「愛のために走る」チャリティーマラソンも行われた。ママらは子どもと共に3キロ走り、困難を抱えた子どもへの支援を広く呼びかけた。イベント終了後、集まった収益は全て難病の子どもの支援に使われる。

 博愛の家・南京愛心ママグループメンバー 王婷(Wang Ting)さん

 うちの子は2回目から、毎年私と一緒に博愛の家のバザーに参加しています。1歳のよちよち歩きの頃から、お兄さんやお姉さんたちと一緒に新聞を売っていました。この子にとっても得るところがあると思います。

 【解説】博愛の家・南京愛心ママグループは2010年に設立。以来8年間、貧困世帯の難病や困難を抱えた子どもの支援を主目的に、多方面から600万元(1元=約16円)余りを集め、貧困世帯の難病の子ども186人を助けてきた。また、難病救援事業や特殊困難家庭の未成年向けサービスなどの運営を通して、困難を抱えた子どもや特定の病気の子どもに対し、より系統的な支援リソースと医療プラットフォームを提供している。(c)Xinhua News/AFPBB News