【12月18日 CNS】中国・山西省(Shanxi)太原市(Taiyuan)西南部にある太山龍泉寺では、舎利塔の修復工事が終了段階に入っており、そのなかでも65トンの純銅で建設された唐代地下宮殿がほぼ完工した。

 地下宮殿は、屋根から地面、壁から階段、また造像まで全てが純銅製である。一歩踏み入れると、きらびやかな内装は照明によってさらなる輝きをみせている。

 太山龍泉寺の唐代舎利塔遺跡は2008年5月7日に発見され、現地政府は保存と唐代の仏舎利塔の魅力を残すために修復工事を行った。

 太山龍泉寺の唐代舎利塔遺跡は、武周から唐景雲年間にかけて建造されたと言われ、良好な状態で保存されていた。中国の仏塔地下宮殿の舎利としては初期のもので、仏教が中国に伝来し、現地の文化と融合した物的証拠でもある。2013年5月、龍泉寺は第7回全国重点文物保護単位に指定された。(c)CNS/JCM/AFPBB News