【12月11日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)は10日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)が本拠地ステープルズ・センター(Staples Center)でマイアミ・ヒート(Miami Heat)に108-105で勝利を収めた。

 28得点をマークしたレイカーズのレブロン・ジェームズ(LeBron James)は、元チームメートで長年のライバルだったドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)との最後の直接対決を制した。

 ジェームズとウェイドは、スター選手がそろった2003年のドラフト同期としてデビューを飾り、キャリアを通じて最も有名なライバルであると同時に親しい友人関係を築いてきた。ヒート時代の2012年と2013年には、チームメートとしてNBAファイナル連覇を達成した両者は、ウェイドが2018年シーズンを最後に現役引退を表明していることから、今回が最後の対決となった。

 ウェイドと31回目にして最後の直接対決を勝利で飾ったジェームズが28得点、9リバウンド、12アシストを記録したのに対し、ベンチスタートのウェイドは15得点をマーク。直接対決の通算戦績はジェームズの16勝15敗となった。

 両選手は試合終了のブザーが鳴って抱き合った後、ユニホームを交換して互いにリスペクトを示した。ジェームズが「ほろ苦い気持ちだ」「いろんな感情が湧き上がっている。時には敵として、時には味方として、多くの戦いを共にしてきた兄弟の一人を、この試合で失うなんて」とコメントすると、ウェイドも「つらい気持ちだ」「でも、こうして史上最高の選手の一人とプレーするために、自分は戦っている」と話した。(c)AFP