【12月11日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)を率いるエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は10日、チームは規律違反を犯したウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)の潜在能力を開花させるために「手を貸したい」と明かした。

 21歳のデンベレは9日のトレーニングに2時間遅れで到着したことで個人練習を余儀なくされ、チームから規律上の処分を受けている。11日に予定されている欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦を控え、バルベルデ監督は「何か起きたというのは確かだ。彼は才能豊かな選手だから、われわれは考え得る最高の形で、内部で解決するつもりだ」とコメントした。

「彼は若いから、われわれは手助けしたい。プロ生活の先は長いし、彼の力を最大限に引き出したいと思っている。彼の調子が良ければ、チームに大きなものをもたらしてくれるということを知っているから」

 デンベレは先月にも、練習を欠席した後に行われたレアル・ベティス(Real Betis)とのリーグ戦でメンバー外となった。しかし、4-0で勝利した今月8日のRCDエスパニョール(RCD Espanyol)戦ではゴールを挙げ、今季はフル出場が数回しかないにもかかわらず、リーグ戦でのゴール数を6にまで伸ばした。

 DFのクレマン・ラングレ(Clement Lenglet)は、ピッチ外での問題よりもデンベレがピッチ上で見せるパフォーマンスのほうが重要だと述べ、同胞のチームメートを擁護した。

 ラングレは「何が起きているのかよく知らないけど」と前置きした上で、「今ウスマンについて興味があるのは、彼がピッチ上で何を示し、どのようにチームを助けているのかということ。実際、彼はうまくやっている」と続けた。

 バルセロナはチャンピオンズリーグでグループBの1位通過と決勝トーナメント進出をすでに決めており、トッテナムが自力で16強入りするには、敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)で勝利する必要がある。(c)AFP