【12月11日 AFP】18NFLは10日、第14週の試合が行われ、シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)が21-7でミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)を粉砕し、プレーオフ出場に向けたワイルドカード獲得に一歩近づいた。

 バイキングスの攻撃陣がまたしても苦戦を強いられる中、シーホークスは第1クオーターと第3クオーターにセバスチャン・ジャニコウスキー(Sebastian Janikowski)のフィールドゴール(FG)で6-0とリードした。

 シーホークスは第4クオーターにも、QBラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)がスクランブルで40ヤード前進し、決定的なタッチダウンにつなげるドライブを展開。さらに、ツーポイントコンバージョンでタイラー・ロケット(Tyler Lockett)に2ヤードのタッチダウンパスに成功し、本拠地センチュリーリンク・フィールド(CenturyLink Field)で14-0とリードを広げた。

 対するバイキングスは、直後のプレーでQBカーク・カズンズ(Kirk Cousins)がファンブルを喫すると、リカバーした相手のジャスティン・コールマン(Justin Coleman)にそのまま29ヤードのリターンタッチダウンを決められ、21-0と突き放される悲惨な夜となってしまった。

 バイキングスは、試合時間残り1分余りでカズンズがダルビン・クック(Dalvin Cook)に6ヤードのタッチダウンパスを通して一矢報いたものの、時すでに遅しとなった。

 シーホークスはこの勝利で今季の通算成績を8勝5敗に更新し、NFCのワイルドカード獲得に向けて盤石な体制を築いた。一方のバイキングスは、これで6勝6敗1分に後退し、NFC北地区では9勝4敗で首位に立つシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)に次ぐ2位となっており、これ以上の負けは許されない状況に追い込まれた。(c)AFP