【12月10日 AFP】生活費の上昇とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領の政策全般に抗議するため、フランス各地で繰り広げられた「ジレ・ジョーヌ(黄色いベスト、gilets jaunes)」運動から一夜明けた9日、パリ市内では車が焼け焦げたり店が破壊されたりといったデモによる被害状況が明らかになった。

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「黄色いベスト」運動が行われたのは4週連続となり、マルセイユ(Marseille)、ボルドー(Bordeaux)、リヨン(Lyon)、トゥールーズ(Toulouse)などを含む複数の都市では今回、デモ隊が警官隊と衝突した。

 フランス内務省は同日、参加者が約13万6000人に上った8日のデモで1723人が拘束され、計1220人に勾留が命じられたと発表している。

 映像は、ボルドーでの抗議活動、デモから一夜明けたパリで行われた後片付け。8、9日撮影。(c)AFP