【12月10日 AFP】イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)のレオナルド(Leonardo Nascimento de Araujo)スポーティング・ディレクター(SD)は9日、ズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)は米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に残留し、ミランに復帰することはないとの見解を示した。

 レオナルドSDは伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「イブラヒモビッチはミランに復帰しない。彼はギャラクシーに契約を更新すると伝えた。われわれは彼の復帰を考えていたし、それは彼も同じだったが、彼は約束を守ってMLSにとどまる」と話した。「(イブラヒモビッチが復帰すれば)素晴らしいストーリーになっていただろうし、その大きな兆しもあったが、もう可能性はなくなった」

 2010年から2012年までミランでプレーしたイブラヒモビッチは、その後パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を渡り歩いた。

 今年からギャラクシーに加入し、2019年までの契約を結んでいる37歳のイブラヒモビッチは先日、イングランド代表の歴代最多得点記録を持つウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)らを抑え、MLSの今シーズンの最優秀ニューカマー賞に選出された。

 その一方でレオナルドSDは、チームがイングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)に所属するセスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)と契約する可能性を検討していると述べた。

 ミランがアーセナル(Arsenal)やFCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーした31歳のセスクとの契約条件を検討していると明かしたレオナルドSDは、「残念ながらファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題があるので、ややこしい状況になっており、解決は簡単ではない」「オーナーは投資したいと考えているが、FFPの制限は尊重しなければならない」と語っている。(c)AFP