【12月10日 AFP】18-19スペイン1部リーグは9日、第15節の試合が行われ、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)がリーグ戦の無得点を802分で止めるゴールを決めたレアル・マドリード(Real Madrid)は、最下位SDウエスカ(SD Huesca)に1-0で勝利し、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差を5とした。

 ベイルはリーグ戦では9月1日以来となる得点を記録。レアルはここ5試合で4勝目を飾り、4位に順位を上げた。

 レアルを率いるサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督は、「彼(ベイル)をはじめチーム全員が素晴らしかった。彼が最高の得点を決めてくれたし、白星を挙げるためにはそれで十分だった」とコメントした。

「彼のゴールとチーム全体の個性は、勝ち点3獲得において非常に重要だった。記憶に残るような試合ではなかったが、リーガを制するためにはこういった試合を重ねていかなければならない」

 レアル加入後、リーグ戦で最も長くゴールから遠ざかっていたベイルは8分、アルバロ・オドリオソラ(Alvaro Odriozola)のクロスにボレーで合わせて久々の得点を記録した。

 ウエスカはその後、エセキエル・アビラ(Ezequiel Avila)が決定機を迎えたが、レアルは守護神のティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)が素晴らしい反応でボールをはじき出して失点を免れた。

 25分にレアルはベイルがペナルティーエリアの外からこの日2点目を狙ったが、今度はウエスカのGKアレクサンダル・ヨバノビッチ(Aleksandar Jovanovic)がボールをかき出した。

 後半開始直後にウエスカはゴンサロ・メレロ(Gonzalo Melero)がゴール目前に迫ったが、頭で合わせるだけだったシュートは枠を捉えることができず、同点に追いつくチャンスを逃すと、さらにダビド・フェレイロ(David Ferreiro)の強烈なシュートは再びクルトワの好セーブに阻まれた。

 レアルはホームの声援を受けるウエスカを相手に我慢の時間が続く中で、ベイルが脅威を与える存在となったが、放った2本のシュートはいずれもヨバノビッチにセーブされて追加点を奪うことはできなかった。

 終盤にレアルはウエスカのモイセス・ゴメス(Moises Gomez)が狙ったFKにクルトワが立ちはだかると、終了間際にクリスチャン・リベラ(Christian Rivera)が放ったシュートはダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)がゴールライン上で頭でクリアして守りきった。(c)AFP/Kieran CANNING