【12月9日 AFP】太平洋の島しょ国マーシャル諸島の沖合で、漁師が網を引きあげたところ、かかっていたのは予想外にも、コカインとみられる白い粉48キロが入った包みだった。

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 警察は7日、複数のポリ袋に入ったコカインとみられる粉末はプロの手さばきで包装されており、本物ならば末端価格400万ドル(約4億5000万円)に上ると説明した。

 地元の警察本部長によると、先週、漁師が首都マジュロから494キロ離れたクエゼリン環礁(Kwajalein Atoll)で漁をしていた際に包みを発見し、警察に通報した。同本部長は、「全て回収したとみて間違いないだろう」と述べた。

 マーシャル諸島にはこの粉末がコカインかどうかを確認できる検査施設がないため、同国警察は米麻薬取締局(DEA)に協力を要請した。

 マーシャル諸島は、南米からアジアに向けて密輸されるコカインの北太平洋ルート上にあることから、過去にも何度かコカインが見つかっている。(c)AFP