【12月9日 AFP】ボクシング、WBA、WBO世界ライト級王座統一戦が8日、米ニューヨークで行われ、WBAスーパー王者のワシル・ロマチェンコ(Vasyl Lomachenko、ウクライナ)が判定の末3-0(117-109、117-109、119-107)でWBO王者ホセ・ペドラサ(Jose Pedraza、プエルトリコ)を下し、2団体統一に成功した。

 3階級制覇を成し遂げているロマチェンコだが、統一王者に輝くのはこれが初めて。TKO勝ちを収めた5月のホルヘ・リナレス(Jorge Linares、ベネズエラ)戦後に肩の手術を受け、久しぶりの試合だったが、11回に2度ダウンを奪って一気に勝負をものにした。

 戦績を12勝1敗(9KO)に伸ばした30歳は、「すべて順調だ。体調は100パーセント」と話し、「うれしい。自分の夢、目標にまた一歩近づいた」と続けた。

 その夢とは、ライト級の4団体統一となる。ロマチェンコは「ベルトはあと2本。もしかしたら、来年にマイキー・ガルシア(Mikey Garcia、米国)とやれるかもしれない」とコメントした。(c)AFP