【12月7日 AFP】米CNNテレビのニューヨーク支局で6日夜、爆弾を仕掛けたとする脅迫電話があり、同局の建物内にいた従業員らが避難する騒ぎがあった。その後警察が捜索を行ったが爆弾は見つからず、避難命令は解除された。

 CNNのウェブサイトによると、午後10時30分すぎに局建物内で避難命令を知らせる火災報知器の警報音が鳴り、放送が録画済みの番組に切り替わった。CNNは約1時間後、スカイプ(Skype)で放送を再開した。

 司会のドン・レモン(Don Lemon)氏は、「チャンネルを合わせたばかりの視聴者はなぜ私がスカイプで出演しているのか、なぜこうした技術障害が生じたのか不思議に思っているかもしれないが、理由はCNNに爆弾を仕掛けたとする電話があり、地上波の放送を中止したからだ」「われわれは避難し、状況については皆さんと同じ程度にしか分かっていない」と述べた。

 ニューヨーク市警(NYPD)はツイッター(Twitter)にCNNの建物のある付近を通行止めにしたと投稿し、同地区に立ち入らないよう呼び掛けた。

 CNNニューヨーク支局では今年10月、爆発物が仕込まれた小包が発見され、従業員らが建物から避難する出来事があった。(c)AFP