■「快感が増幅」

 ワークショップのもう一人の参加者、ヒセラ・ルビオ(Gisela Rubio)さん(22)は、17歳の時にセクスティングを始めた。

「セクスティングが本当に素晴らしい理由は、誰でもできるから。妊娠や性感染症の危険もない。快感が増幅し、性的な地平線が広がる」と、ルビオさんは話した。現在、心理学を学ぶルビオさんは、高校生の間で行われているセクスティングに関する論文を執筆中だ。

 ワークショップでは、性器以外の体の写真をやりとりすることも学ぶ。参加者にヌード写真の撮影方法について指導した写真家のリオさんは、男性にもそれを学んでほしいと言う。「あなたの背中や脚、足、手、そういった場所を、パートナーに開拓させてはどうでしょう」

 サイバーセキュリティーに関する講義も行われる。参加者はメタデータ、位置情報技術、ユーザーの顔を隠すアプリ、秘密チャットや自動消滅メッセージなどを備えた安全なセクスティング用プラットフォームなどについて学習する。

 リオさんは「今日、私たちは携帯電話を手にして成長し、その技術を利用している」と前置きし、「けれど自分の肉体、つまり性的魅力を利用する権利を行使しているにすぎない若者たち、特に若い女性に対する暴力になるようなことはなくす必要がある」と語った。(c)AFP/Jean Luis ARCE