【12月7日 時事通信社】イランのメディアによると、隣国パキスタンとの国境に近い南東部シスタン・バルチスタン州の港湾都市チャバハールで6日、自動車に仕掛けられた爆弾がさく裂し、警官2人が死亡、20人以上が負傷した。容疑者1人も死亡したという。

 当局者は「警察署を狙った自爆テロだ」と指摘。インターネット上には、爆発後に上がったとみられる大きな白煙の様子が投稿された。イスラム教スンニ派系の反政府組織「アンサール・アル・フルカン」が「警察本部を破壊した。われわれはイランの圧政に対抗する人々と共にある」などとする犯行声明をインターネット上に出した。

 チャバハールはインドの支援で港湾整備が進められ、発展するインド経済と結ぶ「黄金の玄関口」と呼ばれる。一方で同州は、シーア派大国イランでは少数派となるスンニ派の擁護を掲げる反政府組織の活動が盛んで、過去にも治安関係者などを狙ったテロが散発的に起きている。(c)時事通信社