【12月5日 AFP】(更新、図解追加)南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニア(New Caledonia)沖で5日、マグニチュード(M)7.5の強い地震があり、津波警報が発令された。

 震源は政庁所在地ヌメア(Noumea)の東方約300キロ。深さは10キロと浅く、米太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)は震源から1000キロ以内の海岸沿いで危険な津波が発生する恐れがあると警告し、住民たちは高台へと避難した。

 米太平洋津波警報センター(Pacific Tsunami Warning Center)は当初、最大で3メートルの津波が予想されると警告していたが、後に同センターの監視システムが周辺地域で72センチの津波を観測したと発表した。

 また、少なくとも10回の強い余震が発生。最大のものはマグニチュード(M)6.6で、現地時間午後5時43分(日本時間午後3時43分)、ニューカレドニアのタディーヌ(Tadine)から東南東192キロの地点で発生した。

 米地質調査所(USGS)は当初、マグニチュード(M)7.0と発表していたが、のちに6.6に訂正した。(c)AFP