【12月7日 Xinhua News】インターネット大手が最近、相次いでショート動画に力を注ぎ、ショート動画の市場構造に新たな変化をもたらしている。関連業界・企業は、人工知能(AI)や次世代通信規格「5G」を契機に、ショート動画分野へ参入し、先発優位性を狙う動きが見られている。経済参考報が伝えた。

 中国インターネット検索最大手の百度(Baidu)は1日、北京で開催された百度世界大会で、傘下のショート動画サイト「好看視頻」の登録ユーザー数は2億人を超え、オープンして1年経たずして、9月のアクティブユーザー数は1200万人を突破したと発表。

 ショート動画は、多くの企業にとって、重要な成長分野となっている。関連資料によると、バイドゥのショート動画の1日当たりのアクティブユーザー数は1億1千万人を超え、ショート動画の1日当たりの再生回数は延べ30億回、ショート動画の投稿者は66万人に達する。ショート動画共有アプリ「抖音(Tik Tok)」の海外版は150以上の国や地域で利用されている。

 「ショート動画市場は爆発寸前で、今あるショート動画サイトが、必ずしも今後を代表するものではない」と語るのは、中国SNS最大手の騰訊控股(テンセント、Tencent)の林松涛(Lin Songtao)副総裁。業界関係者によると、ショート動画分野のトップを走る企業の一部は、成長が足踏み状態にあり、他の企業にとっては、追い越すチャンスになるという。

 「5G」への期待感もショート動画業界にチャンスをもたらしている。林松涛氏は「現行の通信規格『4G』時代に、ブロードバンドの普及や回線速度の高速化が進み、動画コンテンツが急増し、ショート動画サイトが台頭した。『5G』が実用化されれば、新たなコンテンツが多く誕生するだろう」と話す。

 関連専門家は、「5G」時代には、AR(拡張現実)、顔認識といった科学技術がショート動画に応用され、ライブ動画配信やショート動画に新たな変革がもたらされ、産業全体やユーザーにより大きな想像空間を与えると指摘する。(c)Xinhua News/AFPBB News