【12月5日 AFP】独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は4日、最後の内燃機関自動車を2026年に発売し、2040年ごろまで販売を継続する意向を示した。いわゆる「ディーゼルゲート」事件と呼ばれる排ガス不正危機を脱するとみられるVWは温室効果ガス排出の削減策を次々と打ち出している。

 VWは先月、2023年までに電気自動車などに440億ユーロ(約5兆6000億円)の投資を行うと発表。2015年に仏パリで採択された地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」で定められた排出目標の達成を目標に、ディーゼル車やガソリン車の生産を段階的に減らしていく方針を示した。電気自動車(EV)や自動運転車、コネクテッドカーのほか、カーシェアリングなどの移動サービスに重点的に取り組んでいくという。

 VWの戦略責任者、VWの戦略責任者、ミヒャエル・ヨースト(Michael Jost)氏は4日、ドイツ北部ウォルフスブルク(Wolfsburg)のVW本社の近くで開催された自動車業界の会議で、同社は「カーボンニュートラル(CO2の排出量と吸収量のバランスが取れている状態)でない最後の自動車用プラットフォーム(訳注 複数車種で共有する車台(シャシー)などの基本部分)の設計」に着手していると発表した。

 ヨースト氏は、「わが社は燃焼機関を段階的に削減し、最低限度まで減らしていく」とも述べた。

 ポルシェ(Porsche)やアウディ(Audi)といった高級ブランドからシュコダ(Skoda)やセアト(SEAT)といった大衆向けブランドまで、さまざまなブランドを展開するVWは、電気自動車モデルを2025年までに現在の6車種から50車種以上に増やすという野心的な目標を掲げている。(c)AFP