【12月5日 AFP】アルゼンチン1部リーグに所属するリーベル・プレート(River Plate)は3日、大きな物議を醸しているリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2018)の決勝第2戦に出場するため、5日にスペインへ出発すると発表した。試合は9日にマドリードで開催予定となっている。

 リーベルは南米サッカー連盟(CONMEBOL)に対する発表文の中で、「5日の午後2時(日本時間6日午前2時)、チャーター機でエセイサ空港(Ezeiza Airport)」をたつと明かした。

 リーベルは先日、激しいライバル関係にあるボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)との試合会場が、アルゼンチン・ブエノスアイレスからマドリードのサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)に変更されたことに反対する姿勢を示していた。

 リーベルのマルセロ・ガジャルド(Marcelo Gallardo)監督はこの決定について「道理に反している」と述べ、自分たちはホームアドバンテージを失ったと補足している。

 ボカはスペインに出発する時期について発表していないが、地元メディアによれば、ファンが4日午後にラボカ(La Boca)地区で激励の祝典を準備していることから同日の夜にはアルゼンチンを離れるのではないかとみられている。

 3日、ボカとリーベルの両チームは、国内のファンに向けた5000枚のチケットを販売。その値段は1枚3600ペソ(約1万800円)で、これはアルゼンチンにおける平均月収の約4分の1となっている。

 連盟に近い情報筋がAFPに明かしたところによれば、スペインではアルゼンチン国外のリーベルファン向けに発売された2万枚の追加チケットが数時間で完売したという。また、アルゼンチン国外のボカファンに向けた2万枚のチケットは4日から販売になる。(c)AFP