【12月6日 Xinhua News】中国湖北省武漢市漢陽(Hanyang)区の鳳凰巷には、樹齢530年余りのイチョウの古木がある。同市の園林科学研究院がこのほど専門の機材を用いて行った「健康診断」では、いまだに良好な発育状態であることが分かった。

 漢詩などで古くから知られる「漢陽樹」は、本来漢陽地区のすべての樹木を指す言葉だが、今ではこのイチョウが同市を代表する「漢陽樹」となっている。同研究院は、樹木に細い針を刺して健康状態を診断するレジストグラフや、弾性波で樹木の断層画像を生成するソニックトモグラフなどの先進機材を使い「漢陽樹」の「全身検査」を実施した。同市がこれらの機器を用いて古木の診断を行うのは今回が初めてだという。(c)Xinhua News/AFPBB News