【12月3日 AFP】(更新、写真追加)カザフスタンのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)で3日、ロシアの宇宙船「ソユーズ(Soyuz)」が10月の事故以来初めて打ち上げられた。

 ロシアのオレグ・コノネンコ(Oleg Kononenko)、米航空宇宙局(NASA)のアン・マクレーン(Anne McClain)、カナダのデービッド・サンジャック(David Saint-Jacques)の3飛行士を乗せたソユーズは、予定通り日本時間午後8時31分に打ち上げられた。

 ロシア国営宇宙企業ロスコスモス(Roscosmos)は、ソユーズが無事国際宇宙ステーション(ISS)に向かう「軌道に乗った」と発表した。

 ソユーズは10月11日、ロシアのアレクセイ・オフチニン(Alexey Ovchinin)氏とNASAのニック・ヘイグ(Nick Hague)氏を乗せて打ち上げられた際、数分後にトラブルを起こして緊急着陸を余儀なくされた。今回の有人での打ち上げは、その事故後初となった。

 オフチニン・ヘイグ両宇宙飛行士は無事生還したものの、その失敗によりソユーズ計画の現状をめぐる懸念が広がっていた。(c)AFP