【12月3日 AFP】サッカーメキシコリーグ2部は2日、18-19シーズンの前期優勝をかけたトーナメントの決勝が行われ、ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督が就任したドラドス・シナロア(Dorados de Sinaloa)は、わずかのところで昇格をかけたプレーオフ行きを逃した。

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 この日行われた決勝第2戦で、ドラドスはアトレティコ・サンルイス(Atletico San Luis)に延長戦の末2-4で敗れ、2戦合計スコア3-4で敗退。指導者としての再起を狙っていたアルゼンチンのレジェンドは、ハッピーエンドに到達することはできなかった。

 今年9月、2部で15チーム中13位と低迷していたドラドスの監督に就任し、注目を集めたマラドーナ氏に対しては、当初は意図を疑問視する声もあったが、その後は見事に勝利を重ねて批判を吹き飛ばすと、チームをまさかの決勝トーナメント進出、そして1部昇格も視野に入るところまで導いた。

 この日のマラドーナ監督は、1-0で勝利した第1戦の終盤に判定をめぐって審判団に抗議し、退席を命じられていたためスタンド観戦となっていた。その中で、敵地に乗り込んだチームは先制点を挙げると、同点に追いつかれた後の57分には勝ち越しに成功した。試合を通じて無線でベンチへ指示を送っていたマラドーナ監督も、このゴールには喜びを爆発させた。

 ところがチームは、その約10分後にオウンゴールで同点に追いつかれると、さらには逆転弾を献上。そして迎えた延長戦で、アルゼンチン出身のレアンドロ・トーレス(Leandro Gabriel Torres)に決勝の4点目を決められて力尽きた。(c)AFP