【12月3日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは2日、第14節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)が4-2でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)から逆転勝利を収めた。

 アーセナルのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は、この勝利が巻き返した選手たちの意思の表れだと称賛した。

 今季ここまでのリーグ戦でベストゲームになったことは間違いないこの試合で、アーセナルは1-2の状況から逆転に成功し、公式戦での連続無敗記録を19にまで伸ばした。

 ホームのアーセナルは、ピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)のPKで先制するも、エリック・ダイアー(Eric Dier)のヘディングとハリー・ケイン(Harry Kane)のPKでトッテナムに逆転を許し、前半を1-2で折り返した。

 しかし得点劇はここでは終わらず、オーバメヤンが素晴らしい同点弾を挙げると猛攻に火がつき、途中出場のアレクサンドレ・ラカゼット(Alexandre Lacazette)が逆転弾をマークすると、ルーカス・トレイラ(Lucas Torreira)が移籍後初ゴールを記録した。

 一方、トッテナムのDFヤン・フェルトンゲン(Jan Vertonghen)は早々にPKを与えると、試合終了間際には退場になるなど、散々な一日となった。

 エメリ監督は「自信という意味ではとても重要な試合だった。今後も自分たちのプロセスを続けなければならない」と話した。

「非常に大きな勝利だ。トッテナム戦はとても特別だから、これをサポーターたちにささげる」

 しかしエメリ監督は、5日にマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との試合を控えていることから、チームに対して我を忘れてはいけないと警告した。

「われわれは幸せだし楽しんでいる。しかし、トッテナムはチェルシー(Chelsea)を下したが、われわれには敗れている。ユナイテッドとの一戦を考える上で、それはわれわれにとって重要な一例だ」

「マンチェスターでの試合が非常に難しいということは分かっている。できるだけの準備をするつもりだ。大きな挑戦になる」

 リーグ戦過去9試合のノースロンドンダービーで、アーセナルはこれが2勝目となった。地元で幅を利かせられることはいつであれ快いものだが、長い目で見ればこの勝利はエメリ監督が率いるアーセナルにとって重要な瞬間になったようだ。

 アーセナルはこの結果、勝ち点で並んだトッテナムを得失点差で上回り、4位に浮上している。(c)AFP/Steven GRIFFITHS