【12月3日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するアリエン・ロッベン(Arjen Robben)が、今シーズン限りで10年間過ごした同クラブを退団することを認めたと報じられた。

 オランダの日刊紙アルヘメン・ダフブラット(Algemeen Dagblad)によると、来年1月に35歳になるロッベンは、2日にミュンヘン近郊で行われたファンミーティングで「これがバイエルンでの最後の年になる。これまで素晴らしい10年間だった」と語ったという。

「この決断を下し、今の時点で公にすることは正しいと考えている」「これまでバイエルンでは『ベテラン組』についてなど、さまざまな議論があった」「決断を下したのは数週間前で、ファンはもう自分の立場を理解してくれている」「大きな一歩だが、今もなお、この年齢でこうした高いレベルでプレーできるというのは並大抵ではない」

 その一方でロッベンは「オファーを待っている」と続け、来シーズンへ向けて選択肢を広く残しているという。

 2009年にスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)から加入したロッベンは、バイエルンで通算305試合に出場し、143得点、101アシストを記録。2013年の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)決勝では優勝を決めるゴールを決めたほか、7度の国内リーグ制覇を経験した。

 ロッベンと同じく35歳のフランク・リベリ(Franck Ribery)の契約が共に最終年を迎えているなか、バイエルンのウリ・ヘーネス(Uli Hoeness)会長も2日、これが両選手にとって同クラブでのラストシーズンになる可能性が高いと認めている。(c)AFP