【12月3日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは2日、第14節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は最下位のフラム(Fulham)に2-0で勝利した。チェルシーを率いるマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督は、初黒星を喫した前節から立ち直ったチームを称賛している。

 支配率で圧倒したホームのチェルシーは、開始早々にペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が先制点を奪ったが、その後はリズムをつかみきれず、途中出場のルベン・ロフタス・チーク(Ruben Loftus-Cheek)が終盤に追加点を挙げるまで、闘志あふれるフラムに弱さを見せた。

 1-3で敗れた前週のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦後、選手と一対一のミーティングを行ったサッリ監督は「1-0になった後、選手たちはピッチ上で高いレベルの闘争心や注意力を持っていたが、試合を終わらせようとはしなかった」とコメントした。「もっと早くに試合を仕上げる必要があったが、きょうの選手たちは少し硬かったように思う」

「きょうは立て直すことが重要だった」「ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)では非常に良いリアクションを見せた。もちろんきょうの試合の方が重要であり、選手の頭の中には結果しかなかったと思う」

 一方、フラムのクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督は、「われわれは相手を苦しめ、引き分けに持ち込むチャンスがいくつかあった」と振り返っている。「結局のところ、質の高い選手を交代で出せば、チェルシーは2点目を挙げる力があるということ。しかし、チームが見せたリアクションやパフォーマンスには満足している。これからより改善していきたいが」 (c)AFP/John WEAVER