【12月2日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は1日、第13節が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は2-1でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)を退け、約1か月ぶりとなるリーグ戦での勝利を挙げた。

 バイエルンは大迫勇也(Yuya Osako)にゴールを許したが、ベンフィカ(Benfica)に5-1で大勝した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の勢いを継続するかのように、サージ・ナブリー(Serge Gnabry)の2ゴールで白星を収めた。

 バイエルンはこれで暫定3位に順位を上げたが、2日に試合のあるフランクフルト(Eintracht Frankfurt)とRBライプツィヒ(RB Leipzig)の結果次第では、5位に逆戻りする可能性もある。フランクフルトは連勝をかけてVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)と対戦し、ライプツィヒは2位ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)との上位対決に臨む。

 また、この日勝利した首位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との勝ち点9差は詰まっていない。バイエルンがリーグ戦でここまで首位から離されたのは、ドルトムントが優勝した2010-11シーズン以来のことで、リーグ戦ここ9試合で3勝しか挙げられていないバイエルンは、7連覇に向けて苦しんでいる。

 ナブリーは「順位については分かっている。勝ち点3を獲得して差を詰めるには、どの試合も落とせない」「勝てばムードも良くなるし、次の試合に向けた自信も深まる」「隙をあまり見せない試合ができたし、そのことが自信になる」とコメントした。

 首位ドルトムントは、2-0でSCフライブルク(SC Freiburg)に勝利。40分にジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が倒されて得たPKをマルコ・ロイス(Marco Reus)がど真ん中に蹴り込んで先制すると、後半アディショナルタイム1分にはサンチョ、ルカシュ・ピズチェク(Lukasz Piszczek)とつないで相手を崩し、最後は交代で入っていたパコ・アルカセル(Paco Alcacer)が仕上げた。

 パコはこれで単独得点王に浮上するリーグ二桁ゴールを早くも達成し、驚異的なペースで得点を量産し続けている。パコはベンチスタートから9ゴールを記録しており、交代選手によるゴール数で今季はまだ13節ながらシーズン最多記録に並んだ。ここまでは出場28分に1ゴールを決めている計算になる。

 チームを率いるルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督は「フライブルクはバイエルンとのアウェーゲームで勝ち点1を取っているし、タフな試合になるのは当然だった」「非常に組織的で陣形もコンパクトだったから、穴を見つけるのは難しかったが、選手は我慢強く戦ってくれた」とコメントした。(c)AFP/Ryland JAMES