【12月2日 AFP】18-19スペイン1部リーグは1日、第14節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は2-0でバレンシア(Valencia CF)に勝利し、リーグ戦連敗を避けた。

 前節のSDエイバル(SD Eibar)戦で0-3の大敗に終わってサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督の正式就任後の初黒星を喫し、新指揮官の下での復調の度合いに疑問符が付いたレアルだったが、この日はダニエル・ヴァス(Daniel Wass)のオウンゴールで序盤にリードを奪うと、終盤にルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)の得点でダメを押した。

 レアルはこれで、ソラーリ監督が指揮を執り始めて公式戦7戦6勝。快勝を収めた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のASローマ(AS Roma)戦に続く完勝で、エイバル戦から立ち直りを見せている。ソラーリ監督は「エイバル戦では良いプレーができなかったが、ローマではそれができて、そしてきょうは非常に良かった」とコメントした。

 レアルはこれで順位を5位に上げ、暫定ながら首位セビージャFC(Sevilla FC)との勝ち点差を3、2位FCバルセロナ(FC Barcelona)との差を2に縮めている。バレンシアは13位に沈んでいる。

 試合を支配したレアルでは、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)が前線で奮闘したが、リーグ戦の無得点は自身最長の10試合に伸び、後半途中にベンチへ下がった後には右太ももを気にするようなしぐさも見せた。ソラーリ監督も「本人が問題を感じていた」ことを認めている。

 また、スペイン代表で主力のイスコ(Isco Alarcon)は、この日もベンチスタートとなり、7試合連続の先発漏れ。リードした中での10分間のプレーだったが、交代時の歓声が少しばかりの慰めになった。(c)AFP/Thomas ALLNUTT