【11月30日 AFP】18NFLは29日、第13週の1試合が行われ、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)が13-10でニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に勝利した。

 カウボーイズがNFC東地区の首位を堅持したのに対し、セインツはQBドリュー・ブリーズ(Drew Brees)が相手守備陣に封じ込められて今季最低得点に終わり、さらに連勝も10で止まった。

 カウボーイズが序盤からこの試合への意気込みをみせる中、セインツは試合開始から2回のドライブで3アンドアウトに終わり、3度目の攻撃までパントを余儀なくされた。

 試合時間残り2分台の場面では、カウボーイズのQBダック・プレスコット(Dak Prescott)をサックして、セインツが逆転のチャンスをつかみとった。しかし、ブリーズのパスが相手CBのジョーダン・ルイス(Jourdan Lewis)にインターセプトされると、反撃の機会は事実上ここで終わりを告げた。

 最後はセインツのCBマーション・ラティモア(Marshon Lattimore)がパスインターフェアランスの反則を犯し、これに助けられたカウボーイズが時計を流して試合終了となった。

 ブリーズは18年のキャリアで初めて試合開始から4本連続でパスが通らず、前半はわずか29ヤード、合計でも127ヤードの獲得にとどまり、サックを2本浴びた。チームとしても、リーグ最多の1試合平均37.2得点を記録していた攻撃陣が相手ディフェンスに抑え込まれ、この日は合計でわずか176ヤードの獲得に終わった。

 この敗戦によって、セインツは通算成績10勝2敗となり、NFCで最高勝率を記録しているロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)に0.5ゲーム差をつけられた。そのラムズは、来月2日の試合でデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)を迎え撃つことになっている。

 カウボーイズは、プレスコットが28本中24本のパスを通して合計248ヤードを記録し、そのうちエゼキエル・エリオット(Ezekiel Elliott)への16ヤードのタッチダウンパスにも成功した。エリオットはこの日、6本のパスキャッチで合計60ヤードをマークした。(c)AFP