【11月29日 AFP】エジプト考古省は28日、首都カイロの南方約30キロにあるダハシュール(Dahshur)のピラミッド群で、約2300年前のミイラ8体を発見したと発表した。

 考古省によると、ダハシュールの墓地遺跡(ネクロポリス)にあるアメンエムハト2世(King Amenemhat II)のピラミッドの南東地域で発掘調査を行っていたエジプトの考古学者チームが、「彩色された人型のカルトナージュに覆われた」古代エジプト後期のミイラを8体、発見したという。

 カルトナージュは亜麻布やパピルスを重ねて漆喰(しっくい)で塗り固めたもので、ミイラのマスクやひつぎによく使われている。見つかったミイラのうち「3体は状態が良い」という。

 ダハシュールは、スネフル王(King Snefru)の「屈折ピラミッド」があることで知られる。(c)AFP