【11月29日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は28日、米ゼネラル・モーターズ(General Motors)のリストラ計画発表を受けて、米国の自動車産業を守るために輸入車に追加関税を課すことを検討していると明らかにした。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)に「米国の小型トラック事業が好調なのは、海外から輸入される小型トラックに長年25%の関税が課されてきたからだ」「輸入車にも同じ措置を取れば、米国で生産される車が増えるはずだ」と投稿した。

 さらに、議会に対して「もっと賢くなれ」と求め「大統領はこの問題に関して大きな権限を持っている。GMの件を踏まえて権限の行使を今検討しているところだ!」と書き込んだ。

 商務省は関税の妥当性をめぐり勧告を最終調整している。同省の報道官によると、トランプ氏への最終報告はまだ提出されていないという。

 ドイツ誌は、早ければ来週初めにも、米国がカナダとメキシコ以外の国で生産された自動車全てを対象とした関税を発表する可能性があると報じている。(c)AFP