【11月28日 AFP】(更新、図解・写真追加)中国河北(Hebei)省の張家口(Zhangjiakou)市にある化学工場付近で28日、爆発と火災が起き、地元当局の発表によると少なくとも22人が死亡、22人が負傷した。張家口市は、2022年に開催される北京冬季五輪で主な会場となる地方だ。

 当局によると、現場は河北盛華化工有限公司(Hebei Shenghua Chemical Co)の工場近く。爆発は同日午前0時40分(日本時間午前1時40分)ごろに起きたという。大型・小型のトラック計50台も焼けた。

 国営テレビのソーシャルメディアに掲載された画像には、路上で黒焦げになって煙を上げるトラックや車が写っている。

 当局の発表文は、工場が爆発で被害を受けたのかや、爆発が路上で起きたのかには言及していない。

 負傷者は病院に搬送された。現場では捜索・救助活動が続けられ、事故原因の調査も進められている。

 張家口市では、北京冬季五輪でアルペンスキーなど雪上競技が開催されることになっている。今回の爆発が会場近くで起きたのかも現時点では分かっていない。

 中国では道路や産業施設の事故が後を絶たず、今年7月にも四川(Sichuan)省の化学工場で爆発が起き、19人が死亡している。(c)AFP