【11月27日 AFP】フランス当局は26日までに、北朝鮮のためにスパイ活動をしていた疑いで上級公務員の男を拘束した。司法当局筋が明らかにした。

 男は上院の不動産担当職員、ブノワ・ケネディー(Benoit Quennedey)容疑者。25日に拘束された。

 同筋によると、容疑者が「外国勢力への情報収集・提供」に関わった疑いがあるとして、パリ検察当局が捜査を進めている。

 フランス内務省の情報機関、国内治安総局(DGSI)の捜査官は、容疑者が北朝鮮に情報を提供したかどうかを調べている。

 捜査に着手したのは今年3月。フランスのテレビ局TMCの番組「Quotidien」は、上院にある容疑者の事務所が家宅捜索されたと報じている。

 上院議長は報道へのコメントを拒否した。(c)AFP