【11月25日 AFP】男子ゴルフのスーパースター、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson、米国)とタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)の豪華マッチプレーを放映したケーブル各局が、回線の不具合で試合を見られなかったペイ・パー・ビュー(PPV)視聴者に代金の払い戻しを行うことを決めた。

 23日に米ゴルフ初のPPVイベントとして開催された両者の一戦では、配信サイトで不具合が発生し、金を払った一部の視聴者が対決の序盤を見られなかった一方、問題をすぐに解決できなかったサイト側が、トラブルの原因となっていた購入者限定の視聴制限を解除したため、無料で見られる人もいるという事態が発生した。

 これを受け、最初に払い戻しを決めた米スポーツ専門チャンネルのターナー・スポーツ(Turner Sports)は次のように発表した。

「今回行われたイベントの開始前に、配信サイトの有料制限に技術的な不具合が発生しました」「われわれはすぐ問題の解決に取りかかりましたが、購入していただいたファンの皆様が対決を見逃すことがあってはならないと、制限を解除する決断を下しました。これにより、ライブストリーミングに影響が出ることはなく、ファンの皆様に魅力的で記憶に残るイベントをご覧になっていただけました」

「しかし不具合が発生したことは間違いないため、われわれはこのサイトでイベントをご購入いただいた皆様に、代金の払い戻しを行います」

 同様に、米ケーブルテレビ最大手コムキャスト(Comcast)もPPV料金19.99ドル(約2250円)の払い戻しを決めている。対決はプレーオフ4ホール目でミケルソンに軍配が上がり、賞金900万ドル(約10億円)を獲得した。(c)AFP