【11月25日 AFP】18-19スペイン1部リーグは24日、第13節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)は敵地でSDエイバル(SD Eibar)に0-3で敗れ、サンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督は正指揮官として迎えた初陣を落とした。

 レアルはフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)前監督の解任につながった低調なパフォーマンスからの立て直しに向け、国際Aマッチに伴う中断期間で、暫定の指揮官として4勝全勝を記録したソラーリ監督と2021年までの正式契約を結んだ。

 試合前日の23日、独誌シュピーゲル(Der Spiegel)はレアルの主将セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のドーピング違反疑惑を伝えており、今回の黒星は選手の心境を明らかにした。レアルとラモスは、違反は一切なかったと報道を否定している。

 エイバルはより力強く、かつ積極的で、ソラーリ監督にとっては困ったことに、実行したいと考えていたプランがはっきりしていた。左サイドで見事な活躍を見せたマルク・ククレジャ(Marc Cucurella)は、ゴンサロ・エスカランテ(Gonzalo Escalante)とセルジ・エンリク(Sergi Enrich)、キケ・ガルシア(Kike Garcia)がマークした全3得点に絡んだ。

 試合後、ソラーリ監督は「非難する選手を見つけ出すつもりはない」と振り返った。「どんなことでも修復は可能だ。われわれは4連勝し、うまくいったこともある。その状態に戻らなければならない」

 また、DFのラファエル・バラン(Raphael Varane)は「チームはしっかりと組織されていなかった。落ち着きもなく、解決策を一切見つけられなかった」と補足した。

 レアルのパフォーマンスについてラモスは「対戦相手と互角に渡り合わなければ、悪いチームになってしまう。インテンシティー(強度)を失えば、危険な状態になる。きょうの試合はスコアに反映されている」と述べた。

 レアルは27日に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で、グループGの首位通過が決まるであろうASローマ(AS Roma)との大一番を控えており、ソラーリ監督はチーム立て直さなければならない。

 一方、収容人数わずか7083人の本拠地エスタディオ・ムニシパル・デ・イプルア(Ipurua Stadium)で、11度目の対戦にして初めてレアルから勝利を挙げたエイバルは、7位に浮上している。

 エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル(Jose Luis Mendilibar)監督は「もっと得点を決めることだってできた」と振り返った。(c)AFP/Thomas ALLNUTT