【11月24日 AFP】ラグビーオーストラリア代表のマイケル・チェイカ(Michael Cheika)ヘッドコーチ(HC)は23日、就任後の実績を考慮すれば、イングランド代表のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)HCには契約延長オファーが提示されるべきだと話した。

 自国開催となった2015年のラグビーW杯(Rugby World Cup 2015)で決勝トーナメントに進めなかったイングランドは、大会終了後にジョーンズHCを招へい。同HCは就任後に18連勝を記録し、その過程でシックスネーションズ(Six Nations Rugby)連覇を達成。うち1回ではグランドスラム(全勝優勝)を飾った。

 ジョーンズHCの現在の契約は2021年まで残っているが、来年に日本で行われるW杯(Rugby World Cup 2019)の結果次第では破棄条項を行使される可能性もある。

 イングランドは今年のシックスネーションズから敵地で行われた南アフリカとのシリーズにかけてテストマッチで5連敗を喫し、ジョーンズHCの地位は疑問視されていた。

 それでもイングランドは、世界王者ニュージーランドにこそ1点差で敗れたが、24日に英トゥイッケナム・スタジアム(Twickenham Stadium)で予定されているオーストラリア戦に勝利すれば、11月に行われた4試合のテストマッチで3勝目を挙げることになる。

 チェイカHCは「鈍いと呼ばれても構わない。なぜ彼が批判を浴びているのか理解できない」「彼はイングランドを率いて何勝した? W杯後に見せた仕事ぶりはどうだった? 彼が憂き目に遭っているのは、オーストラリア人だからなのかもしれない」と話した。

「イングランドは世界ランキングで4位につけているし、良いラグビーを何試合も見せている。だから私は人々が何を求めているのか分からない。完璧な結果? そんなものはあり得ない。勝つ試合があれば、負ける試合もある」「彼が黒星より多くの白星を挙げているのは間違いない。だから私なら彼を擁護し、あと4年の契約を結ぶ」 (c)AFP