【11月24日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)の西川広人(Hiroto Saikawa)最高経営責任者(CEO)は、従業員宛ての社内文書で、同社の前会長カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)容疑者による違法行為の発覚に対する憤りと落胆を表明した。

 AFPがコピーを入手した同文書で西川CEOは、事件については捜査が進行中であるため詳細をすべて明らかにはできないとした一方で、日産の再建計画に取り組んできた身として、筆舌に尽くし難い憤りと落胆を抱いていると表明。再建後の同社を支えてきた顧客や取引先などの関係者を裏切り失望させたことに遺憾と謝罪の意を表した。

 同文書はまた、西川氏と会社の将来を話し合う26日のタウンホールミーティングに従業員全員を招待した。

 ゴーン容疑者は、報酬額の過少申告などの疑いで19日に逮捕され、現在も勾留下に置かれている。(c)AFP