【11月22日 AFP】イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)やコートジボワール代表として活躍したディディエ・ドログバ(Didier Drogba)は21日、20年の選手キャリアに終止符を打つと発表した。

 40歳になるドログバは、チェルシーで381試合に出場し164ゴールを記録。プレミアリーグとイングランドFAカップ(FA Cup)で4度ずつの優勝を経験しており、2012年には欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を制覇した。またコートジボワール代表としても歴代最多となる65得点をマークしている。

 ドログバは今季、米2部ユナイテッド・サッカー・リーグ(USL)のフェニックス・ライジング(Phoenix Rising)でプレーしていた。

 ドログバはツイッター(Twitter)に「これまでに私が出会い、私のキャリアを唯一無二のものにしてくれたすべての選手、監督、チーム、ファンに感謝したい」と記した。

「もし誰かが『君の夢は大きすぎる』と言ってきたら、私はただありがとうと答え、それらを実現できるように賢く必死に励むだろう」

 計6か国のクラブでプレーしドログバにとって、主に成功を収めたリーグはフランスとイングランドだった。

 ドログバは2006-07シーズンと2009-10シーズンにプレミアリーグの得点王に輝き、同リーグで計104得点をマーク。チェルシーがPK戦の末バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を下した6年前のチャンピオンズリーグ決勝では、試合終盤に劇的な同点弾を決めた。

 ドログバにとっての現役ラストゲームは、今月8日に行われたルイビル・シティ(Louisville City)とのリーグ優勝決定戦で、フェニックス・ライジングは0-1で敗れている。(c)AFP