【11月21日 AFP】先日行われたF3マカオGP(2018 Macau Grand Prix)決勝での壮絶なクラッシュで脊椎を損傷した17歳のドライバーが20日、長時間に及んだ手術後に自身のフェイスブック(Facebook)を更新し、レース復帰を誓った。

 18日に行われたレースでドイツ人ドライバーのソフィア・フローシュ(Sophia Floersch)は、マーシャルとカメラマンがいる場所に突っ込み、マカオ市内の病院に運ばれた。

 フローシュは20日、自身のフェイスブックに「11時間に及んだ手術を乗り越えました。これからは良くなることだけを願っています。カムバックします!」と書き込んだ。フローシュはまた、どこか別の場所に移動できるようになるまで「あと数日」マカオに滞在しなければならないと明かしている。

 治療を施した医療スタッフに感謝を伝えたフローシュは、クラッシュの現場で「マシンの中にいたタフな時間に励まし、落ち着かせるような言葉をかけた」人たちにも礼を述べている。

 フローシュが駆るファン・アメルスフォールト・レーシング(Van Amersfoort Racing)のマシンは、高速ストレートの先で縁石に乗り上げながらトムス(TOM's Racing)の坪井翔(Sho Tsuboi)と接触。マシンは空中を舞って安全バリアーを飛び越え、そのシーンに観客は息をのんだ。フローシュは「事故に巻き込まれたすべての人に対しても同じ気持ちです。皆さんの健康を願います」とつづっている。

 なお、国際自動車連盟(FIA)はこの事故の調査を行うと発表している。(c)AFP