ベルギー代表カラスコが練習中に乱闘、同僚は鼻にけが
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【11月21日 AFP】中国スーパーリーグ(1部)の大連一方(Dalian Yifang)に所属するFWヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)が、練習中にチームメートの晋鵬翔(Pengxiang Jin)と乱闘し、鼻に病院での治療が必要なほどのけがをさせていたことが明らかになった。
今シーズンの最終節でゴールを決めてチームの1部残留に貢献した25歳のカラスコは20日、大連一方がSNSに投稿した映像の中で謝罪した。
今年2月、スペイン1部リーグのアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)から大連一方に加入したカラスコは、晋に補償金として1万ユーロ(約128万円)を支払うことを提案したと明かしている。
中国スーパーリーグで今季25試合に出場し7得点9アシストを記録したカラスコは、「それは練習中の出来事だった。激しくぶつかったことを理由にちょっとした口論が何度かあり、最終的には彼の鼻にけがをさせてしまった」と明かした。
「晋は良い選手であり、良い人物だと個人的には思っている」
「サッカーの世界では練習中を含め、今回のように不運にも激しくぶつかることが多いから、彼に謝りたい」「彼のできる限り早い回復を祈っている」
カラスコはこれ以上の詳細については説明しておらず、晋の正確なけがの具合は不明となっている。
この出来事は8月初旬に起きていたが、同リーグが閉幕して1週間以上が経過した今になって明らかになった。大連一方はこの件を公にすることで残留争いをしていたチームに悪影響が出るのを恐れ、この事実を隠していた可能性もある。
北京国安(Beijing Guoan)からローンで加入している28歳の普は、大連一方に加入してから今回の乱闘が起きるまでわずか1試合にしか出場しておらず、その後は出場していない。
カラスコはベルギー代表の一員としてW杯ロシア大会(2018 World Cup)にも出場しており、34試合のキャップ数を記録している。(c)AFP