【11月19日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、RSMクラシック(The RSM Classic 2018)は18日、ジョージア州シーアイランド(Sea Island)のシーアイランド・ゴルフコース(Sea Island Golf Course)で最終日が行われ、チャールズ・ハウエル3世(Charles Howell III、米国)がプレーオフ2ホール目で約6メートルのバーディーパットを沈め、11年ぶりのツアー優勝を飾った。

 39歳のハウエル3世は、4291日前に行われた2007年のニッサン・オープン(Nissan Open 2007)を最後にタイトルから遠ざかり、プレーオフでは過去5回中4回敗れていたが、この日はPGA初タイトルを狙ったパトリック・ロジャース(Patrick Rodgers、米国)を下し、悲願の優勝を果たした。

 ハウエル3世は「(どうやって優勝したか)分からない。本当に長い間優勝できていなかった」と話すと、感情を抑えられなくなり涙を流した。「粘り強く頑張っていたから、とてもうれしかった。まだ勝てるということが分かった」

 序盤にボギーとダブルボギーをたたき、リードをふいにしたハウエル3世だったが、週末に大きくスコアを伸ばしたロジャースに一日かけて追いつき、プレーオフ2ホール目で勝利をつかんだ。ハウエル3世は「踏ん張って流れを変えるためには少し運が必要だったが、幸いツキがあった」と述べ、「何度も失敗したが、きょうは違った」と続けた。

 この勝利によってハウエル3世は、自身の故郷であるジョージア州オーガスタ(Augusta)で来年に行われる第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)の出場権を獲得した。同大会への参加は2012年以来となる。

 今年のザ・プレーヤーズ選手権(The Players Championship 2018)を制したウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)が通算18アンダーで3位に入り、4位に同17アンダーでライアン・ブローム(Ryan Blaum、米国)とルーク・リスト(Luke List、米国)が並ぶなど、トップ10は米国勢が独占した。(c)AFP