【11月19日 AFP】仏パリのシャンゼリゼ(Champs Elysees)通りに18日、米アップル(Apple)の直営店「アップル・シャンゼリゼ」がオープンした。ファンらが店外に列をつくった一方、同社による「課税逃れ」に対する抗議活動という「洗礼」も受けた。

 抗議を行ったのは、市民のために金融取引に課税を求める団体「Attac」の活動家ら。派手な色のかつらやパーティーハットなどを身に着けて、「アップル、税金を払え」と紙吹雪をまきながらシュプレヒコールを上げた。

 Attacは、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領は多国籍企業による租税回避という問題に対処していないと批判している。

 ブリュノ・ルメール(Bruno Le Maire)仏経済相はアップルや米グーグル(Google)、アマゾン・ドットコム(Amazon)、フェイスブック(Facebook)といったIT大手に対する欧州全体での課税政策を求めているが、これらの企業を誘致しているアイルランドは反対している。(c)AFP