【11月19日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2018)は18日、最終日が行われ、ダブルス決勝では大会第5シードのマイク・ブライアン(Mike Bryan、米国)/ジャック・ソック(Jack Sock、米国)組が第8シードのピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)/ニコラ・マウー(Nicolas Mahut、フランス)組に5-7、6-1、13-11で逆転勝利を収め、優勝を飾った。

 英ロンドンのO2アリーナ(O2 Arena)で行われた一戦は、第1セットの第7ゲームにブライアン/ソック組がサービスゲームを落とすまで、両ペアとも相手のサービスにプレッシャーをかけ続ける展開となった。ブライアン/ソック組はすぐにブレークバックしてゲームカウントを4-4に戻したが、その後もサービスでもろさを露呈。第11ゲームで再びブレークされると、続くゲームで訪れたチャンスを物にできずに第1セットを5-7で落とした。

 それでも、ラウンドロビンでエルベール/マウー組に2-6、2-6で敗れていたブライアン/ソック組は、第2セットで幸先が良い出だしを切り、相手から2つのブレークを奪取。このセットをわずか24分で終わらせ、勝負の行方はスーパータイブレークに持ち越された。

 迎えたタイブレークでは、ブライアン/ソック組が9-5とリードするも試合を締められず、チャンピオンシップポイントを5度ふいにした。すると、逆に相手にチャンピオンシップポイントを1度握られたが、最終的には13-11で白熱した試合を制し、勝利を手にした。

 昨年はシングルスで同大会に出場していたソックは、今年5月にボブ・ブライアン(Bob Bryan、米国)が腰を痛めて今季中の欠場が決まったことを受け、その双子の兄弟であるマイクとペアを組み、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)と全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2018)のダブルスで優勝を飾った。(c)AFP