【11月18日 AFP】米テキサス州フレデリックスバーグ(Fredericksburg)で17日、太平洋戦争の再現イベントに参加する予定だった第2次世界大戦(World War II)時代の戦闘機が駐車場に墜落し、退役軍人1人を含む2人が死亡した。

 墜落したのは、ノースアメリカン社製のP51D戦闘機「マスタング(Mustang)」。米運輸安全委員会(NTSB)は墜落原因を調査中だと発表した。

 マスタング戦闘機は第2次世界大戦中、太平洋を主とした戦域に投入され、朝鮮戦争(Korean War)でも使用された。

 墜落機が参加予定だったイベントを主催するフレデリックスバーグの国立太平洋戦争博物館(National Museum of the Pacific War)は、2人が死亡し、うち1人は退役軍人だったとツイッター(Twitter)で発表したが、「現時点で詳細な情報はない」としている。

 地元紙サンアントニオ・エクスプレスニュース(San Antonio Express News)には、駐車場に墜落し、機体が激しく損傷したマスタング戦闘機の写真が掲載されている。

 太平洋戦争博物館の公式ウェブサイトによると、同館では17~18日に太平洋戦争で使用された装備や兵器の屋外ショーが催される予定で、その一環で戦争の再現イベントが行われることになっていた。(c)AFP