【11月18日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は17日、サウジアラビアの著名ジャーナリスト、ジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏殺害事件について、来週初めにも米政府としての最終結論を出すと述べた。

 カショギ氏殺害については、サウジのムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子が殺害を命じたと米中央情報局(CIA)が結論付けたとする報道が出ていた。

 カリフォルニア州南部のマリブ(Malibu)で森林火災の被災地視察を終えたトランプ大統領は記者団に対し、「誰がやったのか」についての「正式な報告書」が19日から20日までに完成するとの見通しを示した。

 カショギ殺害事件とそれをめぐる国際的な騒動によって、米国と長きにわたる同盟国サウジの関係に亀裂が入った。

 しかし、まだ国務長官やCIA長官から説明を受けていないトランプ大統領は、サウジに対する制裁の可能性について問われると「雇用と経済発展の観点から見るとサウジは本当に素晴らしい同盟国だ」「しかし、私は大統領なので、多くの物事も考慮しなければならない」と述べ、制裁には消極的な姿勢を示した。(c)AFP/Olivia HAMPTON