【11月17日 AFP】米国のマイク・ペンス(Mike Pence)副大統領は17日、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が報じたドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領との不仲説を一蹴し、こうしたうわさが出ていることを2人は電話で笑い飛ばしたと話した。

 ペンス副大統領は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議出席のために訪れているパプアニューギニアの首都ポートモレスビーで、記者団に対して、トランプ大統領との関係は今も良好だと主張。

「わざわざコメントして話を大げさにしたくはないのだが」と述べた後、トランプ大統領との電話でこの話題が出たので「2人で大笑いした」と話し、「私たちは非常に強力な関係を築いている」「トランプ大統領の副大統領を務めることを私は光栄に思っている」と続けた。

 これに先立ちニューヨーク・タイムズは、トランプ大統領がペンス氏には自分への忠誠心があるのかと複数の顧問に尋ね回っていると報道。同紙によれば、これはトランプ氏が誰かへの「いら立ちを募らせた」ときの兆候だと顧問らは話しているという。

 同紙は、トランプ氏が2020年の大統領選でペンス氏を副大統領候補から外すことを表立って示唆しているわけではない点を強調する一方で、顧問らは、トランプ氏にとってプラスになるのは女性からの支持を集めるのに役立つ副大統領候補だと提言している、と報じている。(c)AFP