【11月18日 AFP】バドミントン、香港オープン(YONEX-SUNRISE Hong Kong Open 2018)は17日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードの桃田賢斗(Kento Momota)は21-18、16-21、19-21で第6シードの孫完虎(Wan Ho Son、ソン・ワンホ、韓国)に敗れた。

 桃田は疲労をためながらも最終ゲームで追い上げたが、1時間半にわたる接戦の末に孫に勝利をもぎ取られた。違法賭博スキャンダルによる1年間の出場停止処分から復帰して以降、絶好調を維持していた24歳の桃田だが、今大会ではやや低調なパフォーマンスを続けていた。

 1回戦では中国のスター選手である林丹(Dan Lin、リン・ダン)を下したが、3試合連続で最終ゲームにもつれた準々決勝の後、疲労を訴えていた。

 桃田に勝利した30歳の孫は、もう一方の準決勝で予選勝者の香港選手に21-18、21-12で勝利した第8シードの西本拳太(Kenta Nishimoto)と顔を合わせることになった。

 一方の女子シングルス準決勝では、第7シードの奥原希望(Nozomi Okuhara)が第1シードの戴資穎(Tzu Ying Tai、タイ・ツーイン、台湾)と対戦。しかし、戴は腰のけがを理由に第2ゲームに入るとすぐに棄権し、奥原の決勝進出が決まった。

 第1ゲーム開始直後の3分間で一気に8-1とリードすると、一度は反撃を許しながらも最後は21-12で制していた奥原は決勝で、第6シードのラチャノック・インタノン(Ratchanok Intanon、タイ)と対戦する。

 また女子ダブルスでは、第1シードの福島由紀(Yuki Fukushima)/廣田彩花(Sayaka Hirota)組がインドネシアのペアとの105分にわたる準決勝を20-22、21-9、21-12で制し、決勝に駒を進めた。(c)AFP