【11月17日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナルズ(ATP World Tour Finals 2018)は16日、6日目が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が7-6(7-5)、6-3で第8シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)を退け、第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が待つ準決勝へ駒を進めた。

 スコアに関係なく勝利すれば4強入りする状況の中でイズナー戦に臨んだズベレフは、第1セット第12ゲームで迎えたセットポイントのピンチをサービスエースでしのぎ、決着をタイブレークに持ち込んだ。

 タイブレークではミニブレークを奪い合ったが、最後はイズナーがサービスポイントを落としてセットを献上。この時点で4強入りの可能性が消滅した。続く第2セットは、第8ゲームで決定的なブレークを奪ったズベレフが、サービングフォーザマッチを締めた。

 2009年大会のファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)に次ぐ年少記録でベスト4に入った21歳のズベレフは、「もちろん準決勝に進めてうれしい」と喜びながらも、「でも大会は終わっていない。準決勝に勝ち進んだが、残っているのは強敵ばかり。世界最高の選手たちだけだ」と気を引き締めた。「あしたはロジャーとプレーすることになる。非常に難しいだろうが、素晴らしい試合にできればいいなと思う」 (c)AFP/John WEAVER