【11月16日 AFP】総合格闘技団体のRIZINは16日、ボクシングの元世界王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)とキックボクサーの那須川天心(Tenshin Nasukawa)による前代未聞のマッチアップが復活する見通しであることを明らかにした。

 メイウェザーは今月上旬、自身より年齢が半分ほどの那須川との一戦に臨むと発表したが、その直後に突如としてイベントのキャンセルを表明した。しかし、16日になってRIZINの最高経営責任者(CEO)を務める榊原信行(Nobuyuki Sakakibara)氏が、大みそかのファイトは予定通り行われることを公表した。

 榊原氏は自身のツイッター(Twitter)にメイウェザーと一緒の写真を投稿し、「フロイド・メイウェザー選手とのミスアンダースタンディングは解決しました。彼は12月31日大晦日にRIZIN.14のリングで那須川天心選手と対決します。詳細は日本に戻った時に記者会見で話させて頂きます」(原文ママ)とつづった。

 このツイートに先立ちメイウェザーは14日、米サイトTMZ Sportsの記事で、ファイトが行われる見通しであるとして、「われわれは実現に向かっている」「考えるまでもないことだ」と話したと伝えられた。

 試合について最初の発表があった際、元ボクシングウエルター級王者のメイウェザーとキックボクシングの無敗王者である那須川が激突するマッチアップのルールに関しては、明確になっていなかった。

 しかし、メイウェザーは同サイトに対して、試合は「キックなし」で戦うことになるとしており、「ルール? ちょっとしたボクシングのエキシビションで行われる予定だ」とすると、「相手と9分間ほど動き回る。もちろん、エキシビションマッチでは史上最高の売り上げを記録することになるだろう」と強調した。(c)AFP