【11月16日 AFP】(更新)米カリフォルニア州の大規模な森林火災で、州当局は15日、行方不明者の数が631人に急増したと明らかにした。また新たに7人の死亡が確認され、死者は州北部と南部を合わせ計66人となった。

 同州ビュート(Butte)郡のコリー・ホニー(Kory Honea)保安官によると、捜査員らが火災発生時の通報履歴を改めて調べたところ、行方不明となっている人がこれまで把握していた数より倍以上いることが判明したという。

 ホニー氏は記者団に対し、行方不明者数が急増したことについて「当局が対応した混乱が尋常ではなかったことを理解してもらいたい」と述べた。

「キャンプファイア(Camp Fire)」と呼ばれる州北部で発生した森林火災では新たに7人の遺体が収容され、死者は63人となった。また州南部の森林火災でも少なくとも3人が死亡し、州全体の死者数は合計66人に達した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は17日に被災者を見舞いに訪れる意向を示している。(c)AFP