【11月16日 AFP】米国防総省の高官は15日、メキシコとの国境に配備した軍の規模について、少なくとも現時点では、ほぼ上限に達したと明らかにした。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が中間選挙前に出した命令を受けて、対メキシコ国境には現在5900人余りの現役兵が配備されている。

 トランプ大統領は中間選挙前、最大で1万5000人の兵士を派遣することもあり得ると述べていたが、実際の規模はそれを大幅に下回るとみられる。

 パトリック・シャナハン(Patrick Shanahan)国防副長官は記者会見で、現地に配備された兵員数について「ほぼ上限に達している」と述べた。ただ、12月15日に任務が正式に開始された後、人数は「随時変更される可能性がある」と補足した。

 現役兵5900人に加え、州兵約2100人も支援のために配備され、対メキシコ国境に展開する軍の規模は合わせて約8000人となった。(c)AFP