【11月16日 AFP】UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)は15日、各地で試合が行われ、リーグAのグループ4では後半アディショナルタイム3分にティン・イェドバイ(Tin Jedvaj)が決勝点を挙げたクロアチアがスペインに3-2で勝利した。

 この結果グループ4は大混戦となった。18日に行われるイングランド対クロアチアの最終戦の勝者が準決勝に進出し、ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)での一戦が引き分けに終わった場合はスペインが4強入りとなる。

 ホームのザグレブにスペインを迎えたクロアチアは、イェドバイの代表初ゴールを含む2得点により劇的勝利を収めた。

 アンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)に先制点を許したスペインは、ダニ・セバージョス(Dani Ceballos)の得点で追いついたが、イェドバイにゴールを決められて再び追う展開となった。

 その後スペインは、セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)のPKで再び試合を振り出しに戻して勝ち点1を積み上げるかに見えたが、クロアチアは終了間際にイェドバイが決勝点を挙げた。

 クロアチアは弾みをつけて英ロンドンに向かうが、先月ホームでイングランドに同じく2-3で敗れているスペインは連敗となった。スペインを率いるルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「チームの改善点に頭を悩ませている。だがきょうの結果はわれわれにとってフェアなものではなかったと思う」と悔しさをにじませた。

 スペインのリーグA残留は決定している。18日の試合でイングランドは敗れるとリーグB降格となるが、引き分けた場合はリーグAに残留する。一方のクロアチアは引き分け以下でリーグBに降格する。

 エンリケ監督は「この結果はとても難しいグループだったことを示している。われわれにはまだチャンスがある」とコメントした。(c)AFP